WinGD、アンモニア 2 ストローク エンジンで初めて AiP を獲得

29 9月 2023
WinGD 単気筒アンモニア テスト エンジン (WinGD 提供)
WinGD 単気筒アンモニア テスト エンジン (WinGD 提供)

WinGD は、アンモニアを燃料とする 2 ストローク エンジンについて史上初の原則承認 (AiP) を獲得しました。

ロイズ・レジスターはWinGD のX-DF-A 二元燃料シリーズに AiP を授与し、WinGD はこれにより船主がアンモニア燃料主エンジンを使用した船舶設計を実現するために必要な保証を得ることができると述べています。開発される最初のエンジンである52 ボア X52DF-A は、2024 年第 4 四半期から納入可能となり、ガス船やばら積み貨物船を含む幅広い船舶に適用可能です。

WinGD はロイド レジスターの専門家に対して、X52DF‑A コンセプトが大きな障害なく将来の規制要件を技術的に満たす準備ができていることを検証することができました。 AiP プロセスの一環として、ロイド レジスターは、エンジンの安全コンセプト、リスク評価、エンジンと燃料供給システムの予備設計を検討し、材料とアンモニア燃料の適合性を確認しました。

WinGD は、2025 年に X‑DF‑A プラットフォームを 72 ボア型に拡張し、その後、市場のニーズに応じて 2026 年に他のエンジン サイズにも拡張し、小型タンカー自動車運搬船から超大型タンカーまで幅広い種類の船舶に対応する予定です。このエンジンは、ディーゼル モードとアンモニア モードの両方でディーゼル原理に従って動作し、WinGD の既存のディーゼル エンジンと同じ評価フィールドを持ち、同じシリンダー構成で利用可能になります。

WinGD CEO のドミニク シュナイター氏は次のように述べています。この承認は、WinGD がカーボンフリーのアンモニア発電を深海艦隊に導入する道を先導していることを業界に示しています。ロイズ・レジスターを含む専門パートナーのサポートにより、これらの技術は排出目標で必要となるずっと前に利用可能となり、事業者に計画を立てて経験を積むための重要なスペースを与えてくれます。」


カテゴリー: 造船