ドイツのモーゼル川、水門事故で閉鎖

ドイツのモーゼル川 (c) Petrus / Adobestock

ドイツ西部のモーゼル川は穀物や菜種の輸送の重要なルートだが、水門が損傷する事故が発生したため、内陸水路の船舶の通行が禁止されたと航行当局が発表した。

WSAによると、コブレンツ南部のミューデンにある閘門は船舶の衝突により損傷しており、修理は2025年春まで、おそらく3月下旬頃までかかる見込み。この期間中、川は貨物輸送が禁止される。

貿易業者らは、被害により約70隻の船舶が通行止めになっており、配送に支障が出る可能性があると推定している。

モーゼル川はフランスのメス港との間の穀物や菜種の輸送に重要なルートである、と彼らは述べた。また、鉄鋼業界への供給にとっても重要なルートである。

「一部のトレーダーは、荷物を道路や鉄道輸送に切り替えようとしているが、配送に支障が出るのではないかと懸念している」と、ある穀物トレーダーは語った。