粉々になったタイタニック号潜水艦の破片がカナダに漂着

イスマイル・シャキル著28 6月 2023
©ベン・ハネゴ/MarineTraffic.com
©ベン・ハネゴ/MarineTraffic.com

水曜日、カナダ船籍の船が、今月初めに100年前の沈没船タイタニック号への航海中に爆発し、乗組員5人全員が死亡した潜水船タイタンの残骸を岸に持ち込んだ。

カナダ放送協会からのビデオには、水曜日の朝、ニューファンドランド島のセントジョンズ港で、ホライゾン北極船からクレーンで引き上げられた、白い防水シートに包まれた潜水艦の機首とその他の砕けた破片のようなものが映っていた。

オーシャンゲート・エクスペディションズCEOのストックトン・ラッシュ氏は、この破片によって、乗組員全員が死亡した壊滅的な爆縮の原因がさらに解明されると期待されている。イギリスの億万長者ハミッシュ・ハーディング。パキスタン生まれの実業家シャーザダ・ダウッドとその19歳の息子スレマン。そしてフランスの海洋学者ポール・アンリ・ナルジョレ氏。

瓦礫がどこに向かったのかはすぐには明らかになっていない。

カナダと米国の当局は先週、この事件に関する調査を発表しており、このような遠征の無規制な性質について疑問が生じている。

オーシャンゲート・エクスペディションズが運営する深海潜水船は先週、タイタニック号の船首から約1,600フィート(488メートル)の海底でロボット潜水車両によってバラバラに発見され、多国籍にわたる5日間にわたる生存者の捜索は終了した。

ロボット車両を運用するペラジック・リサーチ社は声明で、「われわれのチームは沖合での活動を無事に完了したが、まだ任務中であり、今朝にはホライゾン北極からの撤収作業に入る予定だ」と述べた。同社は機密保持を理由にそれ以上のコメントを控えた。

映像には、タイタニック号への遠征隊が出発したセントジョンズ島で、船体の粉砕された部分とワイヤーが垂れ下がった機械が船から降ろされる様子も映っていた。



(ロイター - オタワ在住のイスマイル・シャキル記者、ディーパ・バビントン編集)

カテゴリー: サルベージ, 事故