オランダ船籍の貨物船「ミネルヴァグラハト」は、爆発装置の攻撃を受けて船員2人が負傷し、乗組員の避難を余儀なくされた翌日の火曜日、アデン湾で炎上し漂流していたと、同船の運航会社とEU海洋ミッションのアスピデスが明らかにした。
この船がイエメンのイランと連携するフーシ派の標的となったのかどうかは不明だ。フーシ派は2023年以来、紅海で船舶を攻撃しており、攻撃はイスラエルのガザ戦争に対するパレスチナ人との連帯を示すものだと主張している。
もし確認されれば、9月1日以来初めてフーシ派による商用船への攻撃となる。
アムステルダムを拠点とする同船の運航会社スプリートフ氏によると、爆発が発生した当時、ミネルヴァグラハト号は乗組員19人を乗せ、貨物は積んでおらず、ジブチ沖を航行中だったという。
同社は声明で「ミネルヴァ運河は相当の損害を受けた」とし、乗組員は全員無事に避難しており、国際当局や専門家と協力して船の引き揚げに取り組んでいると付け加えた。
海軍のアスピデス派遣団は火曜日、容態が安定している負傷船員1人を含む乗組員の大半がギリシャとフランスのフリゲート艦に移送されたと発表した。
重傷を負ったもう1人の乗組員はヘリコプターで避難し、全員がジブチに到着した。
(ロイター通信 - ジョナサン・ソール、ナエラ・アブダラ、レニー・マルテゾウ記者による報告、ロス・ラッセル記者による編集)