日本郵船株式会社(NYK)は、1PointFiveの直接空気回収(DAC)技術によって実現される二酸化炭素除去クレジットを購入しました。
これは、NYKの残留事業排出量に対処することを目的として、1PointFiveからNYKがクレジットを購入する2回目となります。
NYKによると、国際海運業界は年間約10億トンのCO2を排出しており、運航による排出削減後も残留排出として約10%が残るとすると、その残留排出に対処するには、業界は二酸化炭素除去によって毎年1億トンを除去する必要があるという。
「1PointFive社と協力し、国際海運の脱炭素化のみならず、地球全体の脱炭素化に貢献することを目指します」と、日本郵船の代表取締役副社長執行役員である河野明氏は述べています。「当社は、燃費効率の高い船舶の導入、バイオ燃料などの低炭素燃料の導入、各船舶のエネルギー効率と運航効率の向上など、多面的なアプローチを通じて、国際海運業界の脱炭素化を積極的に推進しています。運航や技術の改善だけでは削減できない残留排出に対処するには、二酸化炭素の除去が必要です。」
NYK向けの二酸化炭素除去クレジットは、1PointFiveのテキサス州における最初のDAC施設であるSTRATOSから生産され、今年稼働開始予定となっている。
1PointFive は、Occidental の子会社として、50 年を超える炭素管理の専門知識と大規模プロジェクトの経験を活かして、商業規模の DAC を提供しています。