スカボロー礁での干渉中に中国船が衝突

12 8月 2025
出典:ソーシャルメディア
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フィリピンは火曜日、月曜日にスカボロー礁で行われたフィリピン漁民への沿岸警備隊の物資補給任務中に中国船が「危険な行動と違法な干渉」を行ったとして深刻な懸念を表明した。

フィリピン外務省は声明で、「彼らの行動はフィリピン人や船舶に重大な危険をもたらしただけでなく、中国船2隻の不幸な衝突をも引き起こした」と述べた。

事件をビデオで撮影したフィリピン沿岸警備隊によると、中国海軍の艦船が、任務に携わっていたフィリピン沿岸警備隊の艦船を追跡していた小型の沿岸警備隊の艦船と衝突した。

中国国防省とマニラ駐在大使館は、国防省の声明に関するコメント要請に直ちには応じなかった。

中国海警局は月曜日、スカボロー礁周辺の海域からフィリピン船舶を排除するために必要な措置を講じたと発表した。

フィリピンは、損傷した中国海警局の船舶をその地域から曳航する申し出を含め、中国側に医療援助やその他の支援を申し出たと述べた。

フィリピン外務省は「昨日の事件は、国際海洋ルールの遵守の重要性を示している」と述べ、外交と対話を通じて意見の相違を解決するという決意を改めて表明した。

月曜日の衝突は、南シナ海の領土紛争をめぐってマニラと北京の間で緊張が高まる中、一連の事件の最新のものだ。

国際仲裁裁判所は2016年に、同地域における中国の広範な主張は国際法上の根拠がないとして無効とする判決を下したが、中国はこの判決を拒否している。

フィリピン海軍の南シナ海担当報道官ロイ・トリニダード少将は火曜日の記者会見で、中国がこの戦略的な海路で「違法、威圧的、攻撃的、欺瞞的」な活動を続ける限り、同様の事件が再び起こる可能性があると警告した。


(ロイター - ミハイル・フローレス氏とカレン・レマ氏による報告、デビッド・スタンウェイ氏による編集)

カテゴリー: 政府の更新, 沿岸警備隊