インドネシアの捜索救助当局は木曜日、65人を乗せたフェリーがインドネシアのバリ島沖で沈没し、4人が死亡、30人が行方不明、31人が生存していると発表した。救助隊は荒れた海で犠牲者の捜索を急いだ。
同通信社は木曜日、KMPトゥヌ・プラタマ・ジャヤ号は水曜日遅くに東ジャワ州バニュワンギ港を出発しバリ島へ向かっていた約30分後に沈没したと発表した。
同局によると、船には乗客53人と乗組員12人、車両22台が乗っていた。
同局は、強風と海流の影響で難航しているものの行方不明者の捜索が続けられており、現場にヘリコプターと水中救助隊13人を派遣したと発表。
国家救助機関バサルナスが提供したビデオには、穏やかな海で漁船から岸に運ばれる1人の遺体と思われるものが映っていた。
乗客の国籍については公式発表はないが、ニュースチャンネル「メトロTV」が放送した乗客名簿では、外国人は乗船していなかったことが示された。
17,000以上の島々からなるインドネシアでは、フェリーは一般的な交通手段だが、安全基準が緩いため、十分な救命設備がないまま船に過積載することがしばしばあり、事故が多発している。
2023年、インドネシアのスラウェシ島付近で小型フェリーが転覆し、少なくとも15人が死亡した。
(ロイター通信 - ジャカルタのスタンリー・ウィディアント記者、ベンガルールのグナネシュワル・ラジャン記者による報道、スティーブン・コーツ記者による編集)