イタリアの防衛企業レオナルドは、潜水艦部門ホワイトヘッド・アレニア・システミ・スバッケイ(WASS)を造船会社フィンカンティエリに売却する契約をほぼ締結していると、レオナルドの最高経営責任者(CEO)が月曜日に明らかにした。
「何ヶ月もではなく、何日間かの話だ」とレオナルドのロベルト・チンゴラーニ最高経営責任者(CEO)は港湾都市ジェノバで記者団に語り、広報担当者もその発言を認めた。
買収額は2億~3億ユーロ(2億1300万~3億2000万ドル)と予想されており、フィンカンティエリの買収による成長と急成長中の防衛部門への注力、水中事業での地位強化に向けた幅広い戦略の一環である。
チンゴラニ氏は、社内の経営陣による「一時的な抵抗」により交渉が停滞していると述べたが、この取引についてはフィンカンティエリのピエロベルト・フォルジェーロ氏と直接連絡を取っていると付け加えた。
両社とも国営企業です。
金融紙ミラノ・フィナンツァは土曜日、交渉は進んでいるものの、WASSの価格や契約の対象となる資産と従業員の範囲をめぐる意見の相違により遅れが生じていると報じた。
(1ドル=0.9382ユーロ)
(ロイター通信 - ジュリア・セグレティ記者、アルヴィーゼ・アルメリーニ記者、マーク・ポッター記者による編集)