イエメンのイランと連携するフーシ派は日曜、アデン湾でリベリア船籍のコンテナ船を標的にしたと発表し、イスラエルが7月20日にホデイダ港で報復空爆を実施して以来、初の航路攻撃だと主張した。
フーシ派の軍事報道官ヤヒヤ・サリー氏はテレビ声明で、グロトン号が弾道ミサイルによる攻撃を受けたと述べた。
英国の海事機関UKMTOと英国の警備会社アンブリーは土曜日、同船がイエメンのアデン港の東125海里の地点でミサイルの標的になったと発表した。両社とも浸水や石油の漏れは確認されていないと述べた。
リフィニティブのデータによると、この船は2002年に建造され、ジブチに向かっていた。
この攻撃は、イランの支援を受けたグループが発射したドローンがイスラエルの経済の中心地テルアビブを攻撃した翌日に起きたイスラエルによるホデイダ攻撃後の小休止以来初めての攻撃だ。
フーシ派過激派は、イスラエルとハマスとの戦争でパレスチナ人と連帯し、昨年11月からイエメン近海で国際船舶への攻撃を開始している。
この攻撃は米国と英国の報復攻撃を引き起こし、船主が紅海とスエズ運河を避けてアフリカ南端を回るより長いルートで航行するようになったため、世界貿易に混乱をきたした。
(ロイター - ジャイダ・タハ、ハテム・マーハー記者、ギャレス・ジョーンズ、アンドリュー・カウソーン記者による編集)