英国海事貿易局は火曜日、イエメン沖でフーシ派のミサイル攻撃を受けすでに浸水していたばら積み貨物船が、2度目の攻撃でさらに被害を受けたと報告したと発表した。
海上安全保障および船舶関係筋は同日、この船がマーシャル諸島船籍のLaax号であると特定した。
イエメンのイランと連携するフーシ派は、パレスチナ人との連帯を理由に昨年11月以降、紅海地域で50回以上の攻撃を仕掛けている。その後、フーシ派はインド洋に勢力を拡大している。
フーシ派は船1隻を沈没させ、別の船を拿捕し、乗組員2人を殺害したほか、船舶に近隣のスエズ運河を避けてアフリカを迂回するよう強制し、世界の海運を混乱させた。
英国の海上保安機関は最新の事件報告書の中で、火曜日の攻撃に関わった乗組員は無事で、船は次の寄港地に向かっていると述べた。船の次の寄港地はアラブ首長国連邦だった。
報告書によると、追加の被害はイエメンのアル・ムカの北西33海里で発生した。
英国の警備会社アンブリーによると、ラックス号は火曜日早朝、貨物倉が損傷し、イエメンの港湾都市ホデイダの南西約54海里の地点で浸水しているとの遭難信号を発した。
ギリシャの船舶関係筋によると、ラックス号は被害状況を調べるために近くの港に向かっているという。ロイターはそれがUAEの港であるかどうかをすぐには確認できなかった。
ギリシャを拠点とする運航会社グレヘル・シップ・マネジメントはコメント要請にすぐには応じなかった。
(ロイター通信 - ドバイのジャナ・シュケイルとタラ・ラマダン、アテネのヤニス・ソウリオティス、カイロのアダム・マカリー、ロンドンのジョナサン・ソール、ロサンゼルスのリサ・バートライン記者による報道、ティモシー・ヘリテージ、ギャレス・ジョーンズ、シンシア・オスターマン記者による編集)