Aker Arctic、自律船モデルをテスト

マリンリンクス15 6月 2018
(写真:アーカー・アークティック)
(写真:アーカー・アークティック)

氷上船の専門知識で知られているフィンランドのエンジニアリング会社は、船舶技術のもう一つの領域、すなわち自律的な船舶運転を研究していると語っています。

Aker Arcticは最近、ヘルシンキの氷モデルテストラボで、自律的な船モデルをうまくテストしたと語った。

氷のない海域で実施されたこの試験では、搭載されたセンサーを利用してタンク内の障害物を検出し、オペレーターの入力なしでそれらの周りを駆け回り、自動的に目標の桟橋に停泊する船舶モデルの能力を実証しました。

Aker Arcticの氷研究所は通常、モデルの砕氷船の試験に使用されますが、過酷な環境条件下で自律的な船舶用に開発された技術、センサー、アルゴリズム、推進制御システムを開発し、テストする施設としても機能します。

このテストで使用されるワイヤレスモデルには、バッテリ駆動の推進ユニット、「海岸施設」へのデータ転送、および車載センサによって検出された障害物の周囲を船舶を航行する自律航法システムが装備されています。

さまざまなコンポーネントは、デバイスを接続し、それらの間で必要なデータを転送するための最新のプロトコルを提供する、特別に開発されたネットワークフレームワークであるDistributed Intelligent Vessel Components(DIVEC)を使用して接続されます。 DIVECは、サードパーティのシステムおよびコンポーネントとのインタフェースを可能にする、拡張可能で適応性のあるインフラストラクチャを提供します。

ラボモデルのテストで使用された技術は、半規模および実物のプロトタイプに適用可能です。この技術により、Aker Arcticは自律船の開発の次のステップに向けて準備が整っていると言います。

カテゴリー: 北極の作戦, 技術, 海軍建築, 造船