英国は月曜日、ロシアが8月24日に黒海の港に停泊していた民間貨物船を標的とした未確認のミサイル攻撃を非難し、ウクライナの防衛によって阻止されたと発表した。
ウクライナは、国連が支援する黒海の穀物回廊の崩壊後、ロシア・ウクライナ紛争の勃発以来、オデッサ港で立ち往生している船舶の外海への航行を許可する努力を続けてきた。
リシ・スナック首相が英国議会で行ったこの発言は、ウクライナの取り組みが始まって以来、当局者が標的となっている船舶についてコメントしたのは初めてである。 8月18日以来、4隻の貨物船がオデサから出航している。
「機密解除された情報のおかげで、ロシア軍が8月24日に黒海の民間貨物船を複数のミサイルで標的にしたことがわかった」とスナク氏はニューデリーで出席したG20サミットに関する議会への最新情報の中で述べた。
英国外務省は声明で、ミサイルは港に停泊中のリベリア船籍の貨物船を標的とし、撃墜に成功したと発表した。ミサイルには黒海艦隊のミサイル母艦から発射された「カリブル」ミサイル2発も含まれていたと付け加えた。
ロシア国防省はロイターのコメント要請にすぐには応じなかった。
7月にウクライナが黒海経由で穀物を安全に輸出できるようにする国連仲介の協定をロシアが離脱して以来、ロシア政府は黒海で民間船舶を脅迫したとしてウクライナから非難されている。
米英両国は7月、ロシアがウクライナの穀物施設への標的を拡大し、黒海の民間船舶への攻撃も含める可能性があると警告していた。
ジェームズ・クレバリー外相は声明で「プーチン大統領は勝てない戦争に勝とうとしており、今回の攻撃はプーチン大統領がいかに必死であるかを示している」と述べた。
「貨物船とウクライナのインフラを標的にして、ロシアは世界の他の国々に損害を与えている。」
(ウィリアム・ジェームス、ムヴィヤ・M、ジョナサン・ソール、ガイ・フォールコンブリッジによる報告;ヒュー・ローソン、野見山千津による編集)