貨物船ギャラクシー・リーダー号の管理者らは火曜日、イエメンのフーシ派武装勢力に7か月間拘束されている同船の乗組員25人の解放を改めて求めた。
武装勢力は11月19日、ヘリコプターを使ってバハマ船籍の船を襲撃した。船舶管理者らによると、武装勢力はブルガリア人の船長と一等航海士、フィリピン人17人、ウクライナ、メキシコ、ルーマニア出身の船員らを捕らえたという。
「フーシ派は25人の乗組員を拘束しても何も得るものはない」と船の管理者らは述べ、乗組員らを遅滞なく家族の元へ解放するよう求めた。
フーシ派は11月以来、紅海、バブ・エル・マンデブ海峡、アデン湾でドローンやミサイルを使って船舶を攻撃し、ガザ戦争でパレスチナ人と連帯していると主張している。それ以来、フーシ派は別々の攻撃で船1隻を沈没させ、別の船を拿捕し、船員3人を殺害している。
船主を代表する国際海運会議所は、フーシ派の攻撃を「罪のない船員の命と商船の安全を脅かす容認できない侵略行為」と呼んだ。
先週、フーシ派はリベリア船籍の石炭運搬船「チューター」号と、木材の建設資材を積んだパラオ船籍の「バーベナ」号の2隻を直接攻撃した。
これらの攻撃を受けて、安全保障専門家は、イランと連携する過激派によるドローンやミサイル攻撃の有効性が大幅に高まったと指摘した。
救助隊は安全上のリスクを理由に、損傷した船から乗組員を避難させた。チューター号の乗組員1人が行方不明のままである。両船は現在漂流しており、さらなる攻撃や沈没の危険にさらされている。
米英軍は月曜日、イエメンのホデイダ国際空港と紅海沖のサリフ港付近のカマラン島を標的とした空爆を実施した。
(ロイター通信 - ジョナサン・ソール記者、リサ・バートライン記者、アリソン・ウィリアムズ記者による編集)