ドナルド・トランプ米大統領が推進するアラスカ州に全長800マイル(1,287キロ)のガスパイプラインを建設する計画について、支援者は今年末までに主要な工学的および費用の調査を完了する予定だとダグ・バーグム内務長官が月曜日に明らかにした。
アラスカの極北からアラスカ湾へ天然ガスを輸送するという野心的な提案は数十年にわたって議論されてきたが、米国の化石燃料開発の促進を目指すトランプ大統領の下で新たな弾みがついた。
このパイプラインは、米国のエネルギー開発会社グレンファーンとアラスカ州のアラスカガスライン開発公社との合弁事業である。
グレンファーンは今年初め、2025年にプロジェクトに関する決定を下す予定であり、フロントエンドエンジニアリングおよび設計(FEED)調査として知られる最終的なエンジニアリングとコストの見積りを作成するためにオーストラリアのエンジニアリング会社ワーリーを雇ったと発表した。
「アラスカLNGプロジェクトについては大きな楽観論があり、基本設計調査は今年12月に発表される予定で、このプロジェクトには大きな関心が集まると思う」とバーグム氏は、米国石油協会主催のイベントで語った。
大統領に復帰して以来、トランプ大統領はアラスカ北部からガスを輸送し、冷却して液化天然ガスとして海外に輸送するという巨大プロジェクトを推進すると約束している。
グレンファーン、AGDC、ウォーリーの代表者からはすぐにコメントは得られなかった。
(ロイター通信 - ワシントンのヴァレリー・ボルコビッチ記者、ロサンゼルスのニコラ・グルーム記者による報道、ソナリ・ポール記者による編集)