香港船籍のASLバウヒニア号の乗組員は、火曜にコンテナ船が火災に遭った後、紅海で同船を放棄したと海事関係筋2人が語ったが、事故の原因は今のところ明らかになっていない。
乗組員は別の船に救助され、無事であると関係者は語り、事件はイエメン沖の公海で発生したと付け加えた。
ASLバウヒニアの上海拠点のマネージャーであるアセアン・シーズ・ラインは、すぐにはコメントを得られなかった。
今月初め、イエメンのイランと連携するフーシ派民兵は、ガザ停戦が完全に履行されれば、紅海を航行する商船への攻撃をイスラエル関連の船舶に限定すると述べた。
商業船の所有者、保険会社、小売業者は、紅海とスエズ運河の現在の交通は中国とロシアの関連船舶が中心であり、リスクが低いとみられていることから、フーシ派の発表に対して依然として慎重な姿勢を保っている。
フーシ派がガザ地区のパレスチナ人に同情して船舶への攻撃を開始して以来、ほとんどの船舶はアフリカ南端を通るより長距離の東西ルートに転用している。
(ロイター - ジョナサン・ソール、ルネ・マルテズー、ヤニス・ソウリオティス記者による報告、ジェイソン・ニーリー記者による編集)