オーストラリアの停泊中のコンテナ船が大型船に衝突

マリンリンク31 8月 2024
(写真:フリーマントル港)
(写真:フリーマントル港)

金曜日、シンガポール船籍のコンテナ船がオーストラリアのフリーマントル港に停泊中の有名な訓練用大型帆船と衝突し、両船に損害を与えた。

全長332メートルの箱型船「マールスク・シェコウ」は、水先案内人とタグボート4隻の支援を受けて港に向かっていたところ、停泊中の「STS ルーウィン II」に衝突した。

全長55メートルの船に乗っていた夜警の乗組員2人は命に別状のない負傷で近くの病院に搬送されたが、コンテナ船に乗っていた乗組員26人は無傷である。

この衝突により、STS ルーウィン II のマストが倒壊し、マースク シェコウの船体が損傷しました。また、この衝突により西オーストラリア海洋博物館の係留場所と屋根も損傷しました。汚染は報告されていません。

STS ルーウィン II は、地元の造船技師レン・ランデルの設計に基づいてオーストラリア造船工業株式会社 (現 BAE システムズ オーストラリア) によって建造され、1986 年に進水した 3 本マストのバルケンティン船です。フリーマントルを拠点とし、西オーストラリア沿岸で青少年の訓練航海を運営する非営利団体、ルーウィン オーシャン アドベンチャー財団によって運営されています。

「私たちの最優先事項は負傷した乗組員を支援することです。私たちは彼らのことを思い、彼らが早く回復できるよう全力を尽くします」とルーウィン・オーシャン・アドベンチャー財団は声明で述べた。「船はマストが折れたため、当面の間航海プログラムは休止となります。安全に船の状態を確認でき次第、再建計画をまとめる予定です。」

シンガポール海事港湾庁(MPA)は、事故原因の調査が進行中で、コンテナ船の管理者およびフリーマントル港湾局と連絡を取っていると述べた。

マールスク・シェコウ号は現在、オーストラリア海事安全局(AMSA)とフリーマントル港による調査を支援するため、フリーマントル・コンテナ・ターミナルの停泊所に停泊している。

カテゴリー: 事故