20カ国以上が米国主導の紅海連合に参加

フィル・スチュワート著22 12月 2023
紅海にある米海軍航空母艦ドワイト・D・アイゼンハワー(CVN 69)、2023年11月5日。(写真:ニコラス・ロドリゲス/米海軍)
紅海にある米海軍航空母艦ドワイト・D・アイゼンハワー(CVN 69)、2023年11月5日。(写真:ニコラス・ロドリゲス/米海軍)

より多くの国がこの取り組みに参加する中、イエメンのフーシ派による攻撃から紅海の商業交通を守る米国主導の新たな連合に、合計20カ国以上が参加することで合意したと国防総省が木曜日に発表した。

それでも、新たな国防総省の合計は、イスラエル・ハマス戦争をめぐって地域の緊張が高まる中、この作戦が政治的に敏感であることを示す形で、登録した国のうち少なくとも8カ国も公表を拒否したことを示唆しているだろう。

パトリック・ライダー少将は、ギリシャとオーストラリアの宣言に言及し、「現在20カ国以上が参加に署名している」と述べた。

「我々は他の国の参加を許可するが、参加については彼らの話し合いに委ねる。」

米国は2日前に「繁栄ガーディアン作戦」を開始し、十数か国がイエメン近郊の紅海水域での共同パトロールを含む取り組みに参加することに同意したと発表した。

ライダー氏は、各国ができる限りの貢献をすると述べ、これを「有志連合」と名付けた。

同氏は記者会見で「船舶が含まれる場合もあれば、スタッフやその他の種類の支援が含まれる場合もある」と語った。

紅海の危機は、イスラエルとガザを支配するパレスチナのイスラム主義組織ハマスとの間の戦争から拡大した。

戦争は10月7日、ハマスの戦闘員がガザ国境を越えてイスラエル南部に突入したことで始まった。イスラエル当局は、武装勢力が主に民間人のイスラエル人と外国人約1200人を殺害したと発表している。

イスラエル当局はハマスの殲滅が目的であると述べているイスラエルの報復砲撃とガザ侵攻により、人口密集した沿岸飛び地の保健当局者らによると、2万人近くのパレスチナ人が死亡した。

フーシ派やレバノンのヒズボラなどのイランの代理勢力は紛争が始まって以来、イスラエルにロケット弾を発射してきた。一方、フーシ派は紅海への攻撃を強化し、イスラエルに向かうすべての船舶を標的にすると脅し、海運会社に対しイスラエルの港と取引しないよう警告している。

この攻撃により、スエズ運河を経由してヨーロッパや北米とアジアを結ぶ重要な貿易ルートが寸断され、企業が代替の、しばしば長距離のルートで商品を輸送しようとする中、コンテナ輸送コストが急激に上昇した。

米海軍、英国、フランスの海軍はフーシ派の無人機やミサイルを撃墜することで反撃しているが、ワシントンの一部の批評家は、フーシ派の攻撃継続を思いとどまらせるには十分ではないとの防衛行動をとっている。


(ロイター - フィル・スチュワートによる報告、ソナリ・ポールによる編集)

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