イタリア当局は水曜日、ランペドゥーサ島に運ばれた生存者の証言によると、地中海中部で先週起きた難破船で移民41人が死亡したとみられると発表した。
地元検察官サルバトーレ・ベラ氏は、沈没船で生き残った4人が、子供3人を含む45人を乗せたボートに乗っていたと救助隊員に話したというメディア報道を認めた。
ベラさんの事務所はこの事件について捜査を開始した。
イタリアの通信社アンサが伝えたところによると、長さ7メートルのボートは木曜日の朝、移民危機のホットスポットであるチュニジアのスファックスを出航したが、数時間後に大きな波に遭って転覆し沈没したとのこと。 。
慈善救助団体シーウォッチは、貨物船に救出される彼らを監視機の1機が発見したと発表した。その後、彼らはイタリア沿岸警備隊の船に移送され、ランペドゥーサ島で下船し、そこで自分たちの話を共有しました。
シーウォッチは声明で「彼らは救命胴衣を着て(沈没船に)乗っていた数少ないうちの一人で、(船の沈没後)別の空の船が見つかるまで海中にいた」と述べた。
ベラ検察官によると、移民らは疲れ果ててショック状態でランペドゥーサ島に到着しており、警察による取り調べを受ける予定だという。彼らは食料も飲み水も持たずに数日間海を漂っていたと推定されている。
イタリア沿岸警備隊はコメントの要請に応じなかった。
事情に詳しい関係者は、生存者が経験した船の沈没が、沿岸警備隊が日曜日に報告した2件のうちの1件である可能性は低いと述べた。
当時、沈没船の少なくとも1隻が木曜日にスファックスから出港したとメディアが報じる中、沿岸警備隊は当時、57人を救助し、2人の遺体を回収したと発表していた。
これとは別に、チュニジア当局は月曜日、日曜のスファックス近くの沈没船から11人の遺体を収容したが、この沈没では依然として44人の移民が行方不明であると発表した。
数十万人の亡命希望者やその他の移民にとってヨーロッパへの主要ルートであるイタリアでは、今年これまでのところ移民船が増加しており、内務省のデータによると約9万3,750人の移民が海から到着している。
この数字は、2022年の同時期の到着者数約44,950人と比較される。
(執筆:フェデリコ・マッチョーニ、フェデリカ・ウルソ、編集:キース・ウィアー、クリスピアン・バルマー、アレクサンドラ・ハドソン)