フランス、コロナウイルス患者を避難させるため軍艦を派遣

12 6月 2023
フランスのヘリコプター空母トネール(© Marine Nationale)
フランスのヘリコプター空母トネール(© Marine Nationale)

フランス国軍大臣は金曜日、重篤な状態のコロナウイルス患者をコルシカ島から同国南東部の病院に移送するためにヘリコプター軍艦を使用すると発表した。

木曜日の時点で、地中海の島では162人のコロナウイルス感染者が確認されている。 3月15日の最後の公式の内訳では、6人が死亡し、6人が集中治療を受けていることが明らかになった。

フローレンス・パルリ国防相はツイッターで、「大統領の決定を受け、ヘリコプター空母トネールは間もなく入港し、治療が可能な集中医療施設に患者を避難させる予定だ」と述べた。

フランス当局は感染者数の急増を予測し、患者をより大きな病院に移すことで病棟数が少ない地域のストレスを軽減しようとしている。

今週初め、患者は軍用機でフランス東部からマルセイユとトゥーロンの病院に移送された。

南コルシカ警察は声明で、「この措置は、アジャシオ病院の集中治療室を支援し、主に重篤な患者のニーズに病院が対応できるよう支援することを目的としている」と述べた。

同軍艦は週末に到着し、患者を南フランスに移送すると発表した。

海軍のウェブサイトによると、軍艦には69のベッドが搭載されている。

地域警察署長フランク・ロビン氏はフランス・ブルーに対し、患者12人から15人が移送される見込みだと語った。

「週末の終わりから来週の初めにかけて、感染者数が増加し、集中治療が必要な患者が押し寄せることを懸念している」と同氏は述べた。


(レポート:Tangi Salaun および John Irish、執筆:Matthieu Protard、編集:Timothy Heritage)

カテゴリー: 海軍, 船舶