フォークランド諸島沖で漁船が沈没、9人死亡、4人行方不明

24 7月 2024
アルゴス・ジョージア (ファイル写真: Marin Teknikk)
アルゴス・ジョージア (ファイル写真: Marin Teknikk)

英国とノルウェーの合弁会社が所有する漁船が月曜日にフォークランド諸島沖で沈没し、9人の死亡が確認され、4人が依然として行方不明となっていると船主が水曜日に発表した。

ノルウェーのエルビック・ハブフィスケ・ホールディングスのスティグ・エルビック最高経営責任者(CEO)はロイター通信に対し、セントヘレナ船籍の船「アルゴス・ジョージア」には乗組員27人が乗船しており、これまでに14人が生存しているのが発見されたと語った。

エルヴィク氏は、漁船は浸水したが、事故の経緯についてはまだ詳細を把握していないと述べた。

乗組員はスペイン人10人、ロシア人8人、インドネシア人5人、ペルー人2人、ウルグアイ人2人で構成されており、全員が30歳から58歳だったと彼は付け加えた。

エルヴィク氏は、どの乗組員の死亡が確認されたかについては明らかにしなかった。

ロシア外務省報道官マリア・ザハロワ氏は水曜日、フォークランド諸島沿岸警備隊と船主からの情報を引用し、ロシア人乗組員3人が死亡し、1人が行方不明になったと述べた。

エルヴィク氏は、乗組員が利用できる2つの救命いかだのうち1つが損傷した状態で発見されたと述べ、そこで1人が生存しているのが発見され、もう1つのいかだでは13人の生存者が発見されたと付け加えた。

英国の海外領土政府は声明で、漁船「アルゴス・ジョージア」が沈没した当時、フォークランド諸島の首都スタンレーの東200海里の海域にあったと述べた。

政府は、救助された乗組員は医療検査のためスタンレーのキング・エドワード7世記念病院に搬送され、行方不明者の捜索活動が続いていると発表した。


(ロイター通信 - ルイーズ・ブリューシュ・ラスムセン記者による報告、テリエ・ソルスヴィク、アンガス・マクスワン、シャロン・シングルトン記者による編集)