フーシ派は2隻の船とアメリカの駆逐艦を攻撃したと主張

17 6月 2024
ドワイト・D・アイゼンハワー空母打撃群の水兵が、6月15日に紅海の海上で遭難した船員に援助を行っている。(米海軍公式写真)
ドワイト・D・アイゼンハワー空母打撃群の水兵が、6月15日に紅海の海上で遭難した船員に援助を行っている。(米海軍公式写真)

イエメンのフーシ派は日曜、紅海とアラビア海で民間船2隻とアメリカの駆逐艦を攻撃したと発表した。これはガザ地区のパレスチナ人を支援するためと称して船舶輸送を妨害する最新の取り組みだ。

フーシ派のヤヒヤ・サリー軍事報道官は声明で、武装勢力がアメリカの駆逐艦に弾道ミサイルを、キャプテン・パリスという船に海軍ミサイルを、ハッピー・コンドルという船にドローンを発射したと述べた。標的のいずれかが命中したかどうかは不明。

英国海事貿易局(UKMTO)は日曜早朝、イエメンのアル・ムカの南40海里の船舶から近くで2回の爆発があったとの報告があったと発表した。同局は船舶と乗組員は安全で航海を続けていると述べたが、船舶の身元は明らかにしなかった。

米海軍中央軍(NAVCENT)は日曜、6月12日に紅海でイエメンのイランと連携するフーシ派の攻撃を受けたリベリア船籍でギリシャ所有のばら積み貨物船「M/Vチューター」の乗組員を救出したと発表した。

海軍センターは、ドワイト・D・アイゼンハワー空母打撃群に所属する水兵が土曜日に乗組員を航空機で救出したと発表し、民間水兵1人が依然として行方不明であると付け加えた。

イエメンのホデイダ港付近で発生したこの攻撃により、深刻な浸水と機関室の損傷が発生し、チューター号は操縦不能となった。

イエメンの首都と人口密集地域の大半を支配しているイランと同盟関係にあるフーシ派は、パレスチナ人と連帯し、11月以来、紅海地域の国際船舶に対する数十回の攻撃を行っている。

この攻撃により、船主はスエズ運河から船舶の航路を変更せざるを得なくなり、世界貿易に混乱が生じ、2月以降、米国と英国による報復攻撃が行われている。


(ロイター - ハテム・マヘル、ムハンマド・アル・ゲバリー、モハメド・ゴバリ記者による報告、ピーター・グラフ記者による編集、ジャイダ・タハ記者による追加報告、ヒュー・ローソン記者による追加編集)

カテゴリー: 政府の更新, 海洋安全保障