フーシ派は紅海で貨物船2隻を標的にしたと主張

エナス・アラシュレイとヨムナ・エハブ8 6月 2024
© InfinitumProdux / Adobe Stock
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イエメンのフーシ派は金曜日、紅海の船舶2隻をドローンとミサイルで攻撃したと発表したが、攻撃の疑いについては独立した確認は得られていない。

イラン系武装勢力の軍事報道官ヤヒヤ・サリー氏はテレビ演説で、武装勢力は「多数のドローンと弾道ミサイル、海軍ミサイル」でエルベラ号とAALジェノバ号を攻撃したと述べた。

サリー氏は攻撃が行われた日付については明らかにしなかった。ロイター通信は金曜日に紅海で起きた事件に関するいかなる報告も受け取っていない。

マルタ船籍のコンテナ船「エルベラ」を管理するイースタン・メディテラニアン・マリタイム社はコメントを控えた。ロイターはキプロス船籍の一般貨物船「AALジェノバ」の所有者や管理者にすぐには連絡が取れなかった。

イエメンで最も人口の多い地域を支配しているフーシ派民兵は、ガザ地区のパレスチナ人との連帯感から、11月以来、イエメン沖の海域で船舶への攻撃を行っている。

この作戦により世界の海運は混乱し、企業は南アフリカを迂回するより長距離で費用のかかる航路に変更せざるを得なくなり、イスラエルとハマスの戦争が拡大し中東全域が不安定化するのではないかという懸念が高まっている。

米国と英国は船舶への攻撃への報復としてフーシ派の拠点に対する攻撃を実施した。


(ロイター通信 - エナス・アラシュレイ、ヨムナ・エハブ記者による報告、キルステン・ドノバン、ディーパ・バビントン記者による編集)

カテゴリー: 海洋安全保障