フーシ派がアデン湾とイスラエルのエイラートで軍事作戦を実施

15 7月 2024
© negoworks / Adobe Stock
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イエメンのフーシ派は日曜、アデン湾とイスラエル南端のエイラートで計2回の軍事作戦を実施したと発表した。

フーシ派の軍事報道官ヤヒヤ・サリー氏は、同組織がエイラートの軍事施設をドローンで攻撃したほか、アデン湾でイスラエルの船舶MSCユニフィック号を弾道ミサイルとドローンで攻撃したと述べた。

報道官は、フーシ派の最新の軍事作戦は、土曜日のイスラエルによるハーンユニス空爆への報復として行われたと述べた。ガザ保健省によると、この空爆で少なくとも90人のパレスチナ人が死亡し、300人が負傷した。

一方、米中央軍は日曜の声明で、「紅海上空でイラン支援のフーシ派の無人航空機(UAV)2機と紅海で無人水上艦艇(USV)1隻を破壊した」と述べ、さらに「イエメンのフーシ派支配地域でフーシ派のUAV1機を破壊した」とも述べた。

「これらのシステムは、この地域の米国、連合軍、商船に差し迫った脅威を与えていると判断された」と米中央軍は付け加えた。

11月以来、イエメンのイランと連携するフーシ派は紅海とアデン湾の航路でドローンとミサイルによる攻撃を行っている。同派は、これらの行動はイスラエルのガザ戦争の被害を受けたパレスチナ人との連帯を示すものだとしている。

フーシ派は数十回の攻撃で船2隻を沈没させ、別の船を拿捕し、少なくとも船員3人を殺害した。


(ロイター通信 - アハメド・トルバ、モハメド・エル・ゲバリー記者による報告、ヒュー・ローソン、リサ・シュマーカー記者による編集)

カテゴリー: 政府の更新, 海洋安全保障