英国海事貿易局は金曜日、原油タンカーが過去24時間以内にイエメンのモカ港沖で4回の攻撃を受けたと報告したと発表し、船舶管理者は船と乗組員は安全だと述べた。
イエメンのイランと連携するフーシ派過激派は、イスラエルとハマスとの戦争でパレスチナ人と連帯し、11月以来、紅海地域の国際船舶への攻撃を開始している。
木曜日、タンカー「デルタ・ブルー」の船長は、2隻の小型船舶が接近し、ロケット推進式手榴弾を発射し、モカの南約45海里のリベリア船籍の船舶の近くで爆発したと報告した。
UKMTOによると、2隻の小型船にはそれぞれ4人が乗船していた。数時間後、別のミサイルがタンカーの近くで爆発した。
英国外務省は金曜日、同艦が無人水上艦による別の攻撃と、同艦の近くに着弾したミサイルによる攻撃を報告したと発表した。
この事故について尋ねられたアテネを拠点とするデルタ・タンカーズは、ロイター通信に対し、乗組員と船舶は安全だと語った。
「同船は航海を続けている」とデルタ・ブルーのマネージャーは付け加えた。
この攻撃は米国と英国の報復攻撃を引き起こし、船主が紅海とスエズ運河を避けてアフリカ南端を回るより長いルートで航行するよう船舶の航路を変更したため、世界貿易に混乱をきたした。
米中央軍(CENTCOM)によると、米軍は水曜日、フーシ派支配下のイエメンの標的を攻撃し、ドローン2機、フーシ派の地上管制施設、対艦巡航ミサイル3発を破壊した。
これに先立ち、フーシ派は紅海でギリシャ所有の別のコンテナ船を、アデン湾で米駆逐艦2隻を攻撃したと発表していた。攻撃は中央軍や船舶管理局によって確認されていないが、同局は船と乗組員は安全だと述べた。
(ロイター - エナス・アラシュレイ、ヨムナ・エハブ、アハメド・エリマム、タラ・ラマダン、リサ・バートライン、ルネ・マルテゾウ記者による報告、トム・ホーグ、ジェイソン・ニーリー、ヘレン・ポッパー記者による編集)