米中央軍は金曜日、南部紅海に向けて発射準備が整っていたフーシ派対艦ミサイル3発に対する攻撃を実施したと米軍がX(旧ツイッター)で発表した。
「米軍はイエメンのフーシ派支配地域でミサイルを特定し、その地域の商船と米海軍艦艇に差し迫った脅威を与えていると判断した。その後、米軍は自衛のためにミサイルを攻撃し、破壊した」と米国中央通信は述べた。司令部はXの投稿でこう述べた。
この事件は、世界貿易を混乱させ、供給のボトルネックの懸念を引き起こしている紅海の緊張が高まる中での最新のもので、イエメン時間午後6時45分(日本時間1545時)頃に発生したと米中央軍は付け加えた。
イランと同盟を組む民兵組織フーシ派による過去数週間の紅海およびその周辺の船舶への攻撃により、アジアと欧州間の貿易が停滞し、ガザでの戦争激化に主要国が警戒を強めている。
イエメンの最も人口の多い地域を支配しているフーシ派は、自分たちの攻撃はガザでイスラエルから攻撃を受けているパレスチナ人との連帯であると主張している。
先週以来、米国はイエメンのフーシ派標的への攻撃を開始しており、今週、民兵組織を「テロリスト」グループのリストに戻した。
ジョー・バイデン大統領は木曜日、空爆はフーシ派の攻撃を止められない可能性を認めながらも継続すると述べた。
この対立は、ハマスが統治するガザを越えて紛争が拡大する危険性があり、地元保健省は、ガザの人口230万人の1%以上に当たる2万4000人以上がイスラエルの攻撃で死亡したと発表している。
イスラエルは、10月7日のパレスチナイスラム過激派組織によるイスラエルへの攻撃を受けて攻撃を開始し、イスラエル当局は1,200人が死亡したと発表した。
ホワイトハウスのジョン・カービー報道官は、金曜の攻撃は攻撃準備を整えていたフーシ派のミサイル発射装置に対する米軍による過去1週間で4回目だと述べた。
米軍によると、フーシ派は木曜遅く、米国所有のタンカー船に向けて対艦弾道ミサイル2発を発射し、船の近くの海域に着弾したが、負傷や被害はなかった。
(ロイター - アンドレア・シャラルとカニシカ・シンがレポート、ジェフ・メイソンとカニシカ・シンが執筆、トビー・チョープラーとサンドラ・マーラーが編集)