スティーブン・ムニューシン米財務長官は日曜日、当局者らは今週中に新型コロナウイルス支援策の総費用についてより正確な情報が得られるだろうと述べたが、その額は「重要ではあるが莫大ではない」可能性が高いと予想した。
ムニューシン長官は「フォックスニュース・サンデー」に対し、航空会社やホテル、クルーズ船業界への重要な支援について議員らと話し合う予定だと語った。
「何人の労働者が帰宅するか分からないため、これらのことをモデル化するのは難しい。数字を公表することには注意したい」と同氏は語った。 「今後判明する数字に基づくと、かなりの費用がかかると思いますが、莫大ではありません。」
新型コロナウイルスのパンデミックにより、全米で公立学校、スポーツイベント、文化・娯楽施設の閉鎖を余儀なくされている。全国では60人以上が死亡した。
ムニューシン長官は、経済救済が必要であり、政府は流動性を必要とする企業の支援に注力していると述べた。
ムニューシン長官は「これは従業員数500人以下の雇用主に焦点を当てている」と述べた。 「これは経済の一部だが、最も大きな打撃を受けるのは経済だ。
「重要な問題は、私たちが必要とするものは何であれ、議会から得られるということです。」
米下院は土曜日早朝、パンデミックによる経済的ダメージを抑えるため、無料の検査や有給の病気休暇を提供するコロナウイルス支援策を圧倒的多数で可決した。
ムニューシン長官は、一部の中小企業団体から懸念の声を聞いていると述べたが、上院議員らと協議しており、上院でこの法案に対する超党派の支持があると信じていると述べた。
ホワイトハウスの経済顧問ラリー・クドロー氏はCBSの番組「フェイス・ザ・ネイション」で、上院が月曜日にこの法案に取り組むと考えており、「上院はかなり迅速に法案をまとめるだろうと思う」と語った。
ムニューシン長官は、政府は航空、ホテル、クルーズ船業界の強化に注力すると述べた。アメリカン航空は土曜日、航空会社が世界的な旅行需要の崩壊に対応するため、国際線の75%を5月6日まで削減し、ワイドボディ機のほぼすべてを運航停止にする計画であると発表した。
クドロー氏は、航空会社への支援について協議するため、政権当局者が今週国会議事堂を訪れる予定だと述べた。同氏はCBSに対し、「航空会社に関しては新たな提案を数多く行う予定だ」と語った。
(ロイター通信:David Lawder氏とDoina Chiacu氏、編集:Daniel Wallis氏とNick Zieminski氏)