フィリピンのフェルディナンド・R・マルコス・ジュニア大統領は、フィリピン人船員17人が関与した人質事件の「重要な進展」に自ら対応するため、ドバイで開催されるCOP28を欠席した。
同氏は、船員に必要な支援を提供することを目的として、イランのテヘランへのハイレベル代表団の派遣を促進するための会議を招集している。
マルコス氏は、イエメン反政府勢力フーシ派の人質となったフィリピン人船員17人の安全を確保するために政府は全力を尽くしているとフィリピン国民に保証した。
外務省(DFA)によると、イエメン反政府勢力はガザでのイスラエルの攻撃への報復として、貨物船ギャラクシー・リーダー号を拿捕し、フィリピン人17人を含む乗組員25人を人質にした。バハマ船籍の英国所有のギャラクシー・リーダーは、イスラエルの実業家アブラハム・“ラミ”・アンガーと関係があり、NYKが運営している。
マルコス氏は環境天然資源省(DENR)のマー長官に託したと述べた。アントニア・ユロ=ロイザガ氏がCOP28代表団を率い、同氏に代わって国の声明を明確に表明する。
マルコス氏は木曜日遅くに短いビデオメッセージで、アラブ首長国連邦のフィリピン人コミュニティに謝罪の意を表した。同氏は、ドバイのフィリピン人コミュニティが自身の決定を理解してくれることを望んでいると述べ、政府はイスラエルとパレスチナ過激派組織ハマスとの間の紛争の影響を受けたフィリピン国民のケースにも取り組んでいることを強調した。