ノルウェージャン・クルーズライン・ホールディングスは水曜日、豪華クルーズへの需要が持続し、チケット価格が上昇したことにより、今年3度目の年間利益予想を上方修正した。
人々が自由裁量による商品よりも体験やサービスにお金を使い続ける中、運営会社は手頃な価格のクルーズ旅行の予約率が記録的な高さに達しており、チケット価格を上げる十分な機会を得ている。
ハリー・ソマー最高経営責任者(CEO)は決算発表後の電話会議で、「価格設定と予約数の増加により、旺盛な需要が見られ、前売り券の売上が記録的な水準に達している」と述べた。
同社は5月に直近で利益予想を引き上げている。ライバルのカーニバルとロイヤル・カリビアン・グループも、コスト上昇の影響に関する懸念が残るにもかかわらず、ここ数週間で利益予想を引き上げている。
ノルウェー社は、新規予約の大半が2025年の航海に向けられていると述べた。
同社は現在、2024年度の調整後1株当たり利益を1.53ドルと予想しており、これは以前の予想の1.42ドルから上昇している。
ノルウェー航空は第2四半期に1株当たり調整後利益を40セントと、アナリスト予想の35セントを上回った。これは主に食品および旅行アドバイザーの手数料コストの低下によるものだ。
しかし、同社の株価は序盤の上昇分を削ぎ、幹部らが米国の主要消費者の反応は好調だと述べたにもかかわらず、不安定な取引で小幅下落した。
同社の報告四半期の収益は23億7000万ドルで、LSEGの予想である23億8000万ドルを下回った。
トゥルーイスト・セキュリティーズのアナリスト、パトリック・スコールズ氏は「ロイヤル・カリビアンの好業績を受けて、投資家の収益に対する期待は高まっているが、(ノルウェーの)収益予想はそうした高い期待に完全には応えられなかった」と述べた。
スパ、カジノ、寄港地観光、ギフトショップでの購入など船内およびその他の収入は6%増の7億7040万ドルとなり、予想の7億8570万ドルを下回った。
それでも、ゾマー最高経営責任者(CEO)は、船内での支出は「まったく減少していない」とし、追加の乗客は引き続き陸上ツアーや専門レストランなどのアメニティを楽しんでいると述べた。
(ロイター通信 - グラント・ヴァナイク記者、シャイレシュ・クーバー記者編集)