月曜日にオマーン沖で転覆したコモロ船籍の石油タンカーの乗組員16人のうち少なくとも9人が救助され、1人が死亡しているのが発見されたと当局が水曜日、事故が最初に報告されてから2日後に発表した。
全長117メートルの石油製品タンカー「プレステージ・ファルコン」号は、インド人13人とスリランカ人3人の乗組員を乗せ、イエメンのアデン港に向かっていたが、オマーンの主要工業港ドゥクム沖で転覆した。原因はすぐには不明。
「捜索救助活動により、石油タンカー「プレステージ・ファルコン」の乗組員10名が無事発見され、うち9名は生存している。残念なことに、乗組員1名は死亡しているのが発見された」とオマーンの海上保安センターはXで発表した。
保安センターは、残りの乗組員の捜索が継続中だと述べたが、それ以上の詳細は明らかにしなかった。
捜索救助活動に協力しているインド海軍の報道官は、これまでに救助された人の中にはインド人8人とスリランカ人1人が含まれていると述べた。
インド海軍報道官は「現場は荒れた海と強風に見舞われており、インドとオマーンの部隊による捜索救助活動は厳しい気象条件の中で行われている」と述べた。
インド政府当局者らはまた、同海域で残りの乗組員の捜索を続けると述べた。
オマーンの南西海岸に位置するドゥクム港は、主要な石油・ガス採掘プロジェクトの近くにある。
(ロイター通信 - クリシュン・カウシク記者、サクシ・ダヤル記者、デビッド・グッドマン、キルステン・ドノバン記者による編集)