国内のガス需要が低迷し、コロナウイルスの感染拡大を抑制するためのロックダウンで国内の港湾業務が打撃を受けているため、インドの液化天然ガス(LNG)輸入業者は不可抗力の通知を出し始めたと関係者がロイターに語った。
「需要は大幅に減少しており、今後さらに減少する可能性が高いとゲイル社(インド)の関係者は述べた。
「肥料、電力、精製所だけが小包積載で稼働している。他の地元の買い手はすでに不可抗力を発動しているので、どこにLNGを売ればよいのか」と関係者は語った。
地元需要の減少により、石油・天然ガス公社のガス生産量が打撃を受ける可能性があると同社会長のシャシ・シャンケル氏はロイターに語った。
同氏は「現時点では石油とガスの生産に影響はないが、国内需要の減少を考慮すると採掘量が減少するため、数日のうちにガス生産に影響が出る可能性がある」と述べた。
(ニューデリーのニディ・ヴェルマとシンガポールのジェシカ・ジャガナサンによるレポート、ルイーズ・ヘヴンズによる編集)