海上安全保障当局と同海域を監視している関係筋によると、火曜日早朝、イエメンの紅海の港町ホデイダ沖でミサイルと無人機による攻撃を受け、船舶2隻が損傷を受けた。
両船とも乗組員は無事であると報告した。
英国海事貿易運営機関(UKMTO)によると、船舶のうち1隻、パナマ船籍のタンカー「M/Tコーデリア・ムーン」は、ホデイダの北西64海里の海上で無人水上船(USV)に衝突されたと報告した。
英国の警備会社アンブリー社と合同海事情報センター(JMIC)によると、バラスト状態だった同船は左舷タンクが損傷しており、次の寄港地に向かっているという。
同船はこれに先立ち、近くの海上で水しぶきが4回上がったのを目撃したと報告しており、海上安全保障筋はミサイル攻撃の試みだったと述べた。
アンブリーと海上保安当局筋によると、2隻目の船はリベリア船籍のばら積み貨物船で、ホデイダの北西約97海里の地点でミサイル攻撃を受け、損傷を受けたという。同社によれば、同船はスエズに向かっていたという。
当局は両事件を捜査中だった。
イエメンのイランと連携するフーシ派過激派は後に、コーデリア・ムーン号への攻撃は弾道ミサイルと有翼ミサイル8発、ドローン1機、無人水上艇1隻による攻撃だったと主張した。
また、インド洋で3隻目の船舶「マラトポリス」をドローンと有翼ミサイルで攻撃したとも発表した。
フーシ派は、ガザ地区におけるイスラエルとハマスとの戦争でパレスチナ人と連帯し、昨年11月からイエメン近海で国際船舶への攻撃を開始している。
(ロイター - ヨムナ・エハブ、アダム・マカリー、タラ・ラマダン、ジャナ・シュケイル、ルネ・マルテズー、ヤニス・ソウリオティス記者による報告、ジャクリーン・ウォン、トム・ホーグ、アンドリュー・ヘブンズ、ウィリアム・マクリーン、マーク・ハインリッヒ記者による編集)