フーシ派が米艦船2隻を標的に

25 4月 2024
© 航空ドローン / Adobe Stock
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米中央軍(USCENTCOM)は木曜日、連合軍の艦艇がアデン湾上空でイエメンのイラン支援フーシ派「テロリスト支配地域」から発射された対艦弾道ミサイル(ASBM)1発を撃墜することに成功したと発表した。

米中央軍は声明で、ASBMは米国船籍で所有・運航する船「MVヨークタウン」を標的としていた可能性が高いと述べた。同船には米国人18人とギリシャ人4人が乗船している。

「米軍、連合軍、商船から負傷者や被害の報告はない」と付け加えた。

一方、米中央軍は、イエメンのフーシ派支配地域上空で無人航空機(UAV)4機と交戦し、破壊することに成功したと発表した。

同報告書は、ASBMとUAVは同地域の米国、連合軍、商船に差し迫った脅威を与えていると述べた。

イエメンのイラン支援を受けたフーシ派過激派が、アデン湾で米駆逐艦「マールスク・ヨークタウン」、インド洋でイスラエル船「MSCベラクルス」を攻撃したと、フーシ派軍事報道官ヤヒヤ・サリー氏が水曜日のテレビ演説で述べた。

イエメンのフーシ派は、ガザでイスラエルと戦うパレスチナ人との連帯を示す運動として、11月から紅海地域で船舶を攻撃している。

一方、英国の海上警備会社アンブリー社は水曜日、港湾都市アデンの南西で起きた事件を把握していると発表した。この地域はフーシ派がイスラエルや米国とつながりがあるとされる船舶を頻繁に標的にしている場所だ。

アンブリーからの最新の情報によると、同船はジブチの東南東約72海里の海上で爆発があったと報告した。

フーシ派の攻撃により、スエズ運河を通る世界の海運が混乱し、企業は南アフリカを迂回するより長距離で費用のかかる航路に変更せざるを得なくなった。米国と英国はイエメンのフーシ派拠点への攻撃を開始した。


(ロイター通信 - ヨムナ・エハブ、アハメド・トルバ、ナエラ・アブダラ、アハメド・エリマム、ムハンマド・アル・ゲバリー記者による報告、ディーパ・バビントン、スティーブン・コーツ記者による編集)


カテゴリー: 海洋安全保障