ロシアの攻撃が激化する中、ウクライナは国際海事機関に対し、オデッサ南部の港湾に監視団を派遣するよう要請したと、アンドリー・シビハ外相が水曜日に明らかにした。
ロシア軍はここ数週間、ウクライナ南部の港湾インフラへのミサイル攻撃を強化しており、10月6日以降、合計4隻の外国籍民間船舶に損害を与えている。
「ロシアのテロが激化する中、ウクライナは国際海事機関に対し、港湾に国際監視団を即時派遣するよう正式に要請した」とシビハ外相は北欧・バルト8カ国首脳らと会談後、オデッサで記者会見し述べた。
同氏は、ロシアによる港湾インフラ、穀物貯蔵施設、民間船舶への攻撃が世界の食糧安全保障を脅かしていると強調した。
ウクライナは世界の主要な穀物生産国であり、2022年のロシアの侵攻以前は、黒海経由で毎月約600万トンの穀物を輸出していた。現在、ウクライナの食品輸出の約85%は黒海の港からウクライナを出発している。
保険関係筋は、最近のロシアによる攻撃を受けて、保険料が急騰し、予約がキャンセルされたとすでに報告している。
ウクライナは、ロシアが過去3か月間に港湾に対して約60回の攻撃を実行し、約300の港湾インフラ施設と22隻の民間船舶が損傷または破壊されたと主張している。
(ロイター通信 - ユリア・ディサ記者による報告、アンドリュー・ヘブンズ記者とアンガス・マクスワン記者による編集)