AET、SHIにLNG二元燃料船2隻を発注

12 11月 2025

  • 新造船により、AETのデュアル燃料船団は、アフラマックス、シャトルタンカー、スエズマックス、超大型原油タンカー(VLCC)の全セクターに拡大します。

AETはサムスン重工業(SHI)と、LNGデュアル燃料スエズマックスタンカー2隻の建造について造船契約を締結した。
これらの船舶は、世界中で運航するAETの二元燃料船隊の拡大をさらに加速させるものです。これらの受注により、AETはアフラマックス、シャトルタンカー、スエズマックス、そして超大型原油タンカー(VLCC)といった、運航するすべてのタンカーセクターで二元燃料船の供給能力を備えることになります。

各船舶には、効率性と環境性能を向上させる次のような先進技術が搭載されます。

  • Everllence 6G70ME-C10.5-GI メインエンジンは、燃料効率を高め、メタンスリップを最小限に抑えるように設計されています。
  • SVESSEL インテリジェント スマート シップ ソリューションは、パフォーマンスと安全性のリアルタイム監視とデータ駆動型の最適化を可能にします。
  • SAVER ステーター D (ダクト)、SARB (ラダーバルブ)、および SAVER フィンにより、流体力学的効率が向上し、燃料消費が削減されます。
  • 可変周波数ドライブ (VFD)システムとハイブリッド垂直船首設計により、推進効率がさらに向上し、排出量が削減されます。

「これは、より持続可能な船隊の構築と、お客様の脱炭素化への取り組みを支援するための、新たな重要な一歩となります。これらの新造船により、当社のデュアル燃料船隊は18隻に拡大し、排出量の削減とエネルギー効率の向上に向けた当社の進歩を明確に示すものです」と、AETの社長兼CEOであるニック・ポッター氏は述べています。「業界パートナーとの継続的な協力を通じて、当社は現在、より低炭素なエネルギーソリューションを提供する技術に投資するとともに、エネルギー移行戦略の一環として、2030年までに温室効果ガス排出量を40%削減するという目標を着実に達成していきます。」

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